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舞い上がれ3

熱気球4
塩田と僕は舞鶴港から東日本海フェリーで北海道を目指した。
大学を卒業してロートアイアンの製作会社よしの工房に就職し、門扉や手すりなどのデザイン金物の設計をさせてもらっていた。
会社には1週間の休みを貰って、北海道上士幌でグリーンフラッシュの初飛行に来たのだ。
22歳、夏。ついに感動のフィナーレを迎えた。
熱気球イカロス5号の小説を読んで、僕も空を飛びたいと思ったのが高校2年の夏16歳。
サッカー部で死ぬほどつらい毎日だったから、
練習の合間に空を見て、あー自由になりたいと願っていた。
本の作者と会って、プガジャでメンバーを集めたのが大学1年生、18歳。
アルバイトしたお金でナイロン66を買って、ミシンで縫った、3年間。
ようやく初飛行までたどり着けたのはもう大学も卒業した22歳。
僕の大学生活は熱気球製作とアルバイト、ライブハウス回りが中心で、
建築学科に折角入学したのに、まともに勉強しなかった。
父ちゃん、母ちゃんごめんなさい。
それでも、人生最大のイベント、
手作り熱気球の初飛行は成功し、
しかも雲海の上を飛ぶという最高のドラマを経験できた。

下の写真は熱気球フェスティバル
気球フェスティバル

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mahalo1116

Author:mahalo1116
橋口輝雄です。
大きくなっていく真悠にメッセージを送っています。
父がこんなにも真悠を愛していたと、伝わればいいね。
真悠は愛されていたんですよ。
だから大丈夫。
生きていれば苦労の連続だけど、大丈夫。
安心してね。
これは父から娘への遺言です。
だから他の人は読まないでください。
読んでもおもしろくないし。
ごめんなさい。
真悠、いつかメール頂戴ね。
待ってるで~。
メールの送り先:
maha.mahalo1116@gmail.com

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