バッタのバタコが死んじゃった。
- 2019/01/28
- 15:14

1月26日サッシの下にバタコが落ちて死んでいました。
悲しいね。
春になったら、草むらに放してやろうと思っていたのに、
とても悲しいね。
今パパは、阪南市尾崎町(おざきちょう)の家には貴美ちゃんと一緒に、土日だけ帰っています。
平日は仕事のためとお寺のお役の仕事が忙しいので、
大阪市平野区にマンションを借りて、生活しています。
尾崎から難波(なんば)は遠くて、時間がかかるので、仕方なくマンションを借りました。
お金がいるけど、1年間は組のために頑張ろうと決めて、やってます。
真悠や小さな子たちが将来もお寺で精進できるように、
今パパが頑張って、いいものを残してあげようと思ったからなんや。
真悠は今から心の勉強をして、またさらに真悠の子どもや孫のために、
いいものを残してあげてください。
さて、バタコですが、
先週19日から21日までは生きていたんだけど、26日土曜日に帰って窓を見たら、
写真のようにサッシの下に落ちて死んでいた。
急に寒くなったからかもしれないし、でもその原因はわからない。
ただ、どんな生き物も命は終わり、死んでいくのです。
生まれたら死ぬ。
これが地球に生まれた生物の宿命(しゅくめい)です。
今までも、これからも変わらない営み(いとなみ)です。
パパも真悠もいつかは死にます。
いつになるかはわかりません。
明日か明後日か、10年後か20年後か、それはわかりません。
でも、大事なことがあります。
必ず死ぬとわかっているから、体を大事にし、人生を大事にしなければなりません。
父さん、母さん、そして先祖や命を犠牲にして食べ物になってくれた様々な生き物たちに、
感謝して、そして最後に尊い旅立ちをするのです。
ここに写っているのはバタコの亡骸(なきがら)、つまり死体です。
バタコは亡くなったあと、魂(たましい)となって、また新しい旅を始めました。
次の体を見つけて合体し、また赤ちゃんになって、生まれてきます。
お釈迦さまはこれを輪廻転生(りんねてんしょう)と言って、
魂が永遠に旅を続けていることを説きました。
魂は輪廻を繰り返した後、人間に生まれることができます。
魂によって、早いのもあれば、すごく時間のかかるものもあります。
様々な虫や魚、動物や鳥あるいは形のあるものもないものも、色んなものに移り替わり、
その姿の人生を勉強しています。
そしてまた生まれては死ぬことを繰り返しています。
最後に人間に生まれます。
みんな人間に生まれるために修行(しゅぎょう)しているのです。
だからどんな生き物でも命は大切です。
真悠も生き物の命を大事にして、虫が嫌い(きらい)とか言わないで、
命を見守ってあげてください。
最後に人間に生まれると言いましたが、
ほとんどの人はみんなまた同じ道を辿(たど)って行き、
また輪廻して行くのが普通です。
本当は、生まれて死ぬ苦しみから抜け出るために、
人間に生まれるのですが、
なぜ人間に生まれたのかを忘れてしまっているのです。
この輪廻の苦しみから外れて、仏様になる。
これが人間に生まれた目的です。
真悠もしっかりそのことを考えてくださいね。
じゃあね。