バタコのお葬式(そうしき)
- 2019/01/28
- 15:36

バタコが死んじゃったから、特別(とくべつ)なお葬式(そうしき)をしてあげました。
縁があって、うちの子になったんだから、ごみと一緒に捨てるなんでできないよ。
南無阿弥陀仏とお経を称(とな)えて、
草むらに返してあげました。
亡骸(なきがら)は、風化(ふうか)して土にかえります。
そしてそこから草が生えて、また命が生まれます。
その草を虫が食べ、
その虫を鳥が食べる。
その鳥を動物や魚が食べる。
その魚を人間が食べる。
延々と繰り返していく命の連鎖(れんさ)、
これが地球に生まれたものの宿命です。
真悠はまんがの「火の鳥(ひのとり)」をもう読みましたか。
手塚治虫(てづかおさむ)さんが描いたまんがです。
まだ読んでなかったら、
読んでみてください。
バタコの死は、私たちに多くのことを教えてくれました。
尊い死やったね。
南無阿弥陀仏と称(とな)えてあげてな。
真悠の人生で、これからたくさんの死に出会うと思う。
死ぬことは、生まれてきたら当たり前のこと。
でもその子がとても大切な命を生きてきたことを、大事に思い、
心から南無阿弥陀仏と称えてあげるようにしてね。
真悠はやさしい子だからできるよね。
じゃあまたね。